風の強い金曜の明け方に散歩を
ちかちゃんの彼であるSさんの食品会社で、いつも和歌山の工場で作った梅干しをお願いしている。
酔うと電話をくれるSさんが可愛がっている社内SEのEくんという働き者は、ほとんど会話がかみ合わない。
ノンアルの時のE君は、非常に人見知りが激しいようで、そう多くは返答してくれない。
なので、一度もE君とは満足いくくらいコミュニケーションをとったことがない。
蒸し暑い週末の明け方に熱燗を
よく遊ぶちかこは頭がキレる。
頭が良いんだろうなーと思う。
何としてでも他者を裁いたりはしない。
何この人?と思っても、ちょっとでもその人の考えも尊重する。
なので、考えが広がるし、強くなれるのだ。
意見を主張し通す事より、この方がちかこにとって楽なのかもしれない。
自分が傷つかなくてすむやり方、起こったことを経験値にする方法をよーく分かっている。